|
銀行依存の失敗経験を活かす
次のようなご相談メールをいただくことがよくあります。
・根抵当で2000万借りて5年返済にしてもらえれば約定元金は20万円となり、
利息は高くても楽になると思ってメイン銀行に相談しているのですが全く
相手にしてくれません。
・メイン銀行が破綻し、現在はB銀行に引き継がれているのですが新規融資、
手形割引も対応してくれず、回収一本です。これまで銀行の言う通り返済
してきたのですが・・・
・担当者が変わった直後に短期借入2000万円の返済を強いられ来月の手形資
金が不足してしまいました。悩みも極限まできています。
・これまで利息は払ってきたのですが、次回期日に一括返済できなければ、
RCCに債権譲渡するとの最後通告を受けました。生命保険金が欲しいと
考えてしまう始末です。
文面から推察できる通り、経営者の方の悩みはとても深刻です。実際にお会いしてみても、冷静な判断力を失いそうになっている方がほとんどです。
しかし、この難局を乗り越えた会社の多くは、従来の何倍もタフな体質に生まれ変わります。単に銀行借入に対して用心深くなるだけではありません。経営者の経営哲学が変わるのです。
危機状態から脱出した経営者からは次のような話が聞けます。
「銀行の考え一つで引き金をひかれる状態、これ自体が全くもって
ナンセンスだが、ブレーキを踏む知識が足らなかった。」
「手元にお金が余っていたから赤字を放置した。経営は必要最低限
の資金でやるものだ、ということにようやく思い至った。」
「営業利益を返済に回している状態が続いているが、資金繰りが分
かっているので、以前よりも中長期的に会社のことを考えている。」
「人が育たないと多店舗展開はできないということが分かった。」
「難しい話ではなく、シンプルにキャッシュフローで考えればよか
った。」
「結局、朝礼や営業会議、経営計画のチェックなど、当たり前のこ
とを当たり前にできるかどうかだと思う。」
成長志向の経営者の話とは思えないかもしれません。
しかし、こうした堅実な考え方をベースに以前にも増して挑戦を続けておられるのです。失敗の恐怖を頭ではなく体で知っていること、これこそ正に最大の資産ではないでしょうか。
是非、参考にしてください。 |