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セールスを武器に躍進してきた分譲マンションデベロッパーでは、営業マンのセールスそのものがコア・スキルです。
コア・スキル(core
skill)とは、企業の中核的能力という意味で、ケイパビリティとかコア・コンピタンスとも呼びます。
コア・スキルが上がれば業績は向上し、下がれば後退します。
中小企業の経営では、自社のコア・スキルとそれを任せるコア人材をはっきりさせておくことがとても重要です。
例えば、上記のマンション会社で営業マンの定着率が悪くなっているとします。この場合、社長は、最重要課題として営業マンのモチベーション対策に取り組むべきです。
しかし、自社のコア・スキルが何であるのか理解していないと、力を入れる部分を間違え、肝心のセールス力を弱体化させてしまいます。例えば、テレビCMやチラシにお金をかけてみたりするのです。
中小企業では、社員の定着率が悪く、なかなかコア・スキルが育ちません。ですから、手間とお金をかけてコア人材を囲い込んでおく必要があります。社長にこの意識がないと、会社を安定成長させることは難しくなります。
これとは逆に、間接部門の人員は、派遣社員の活用などで極力膨らませないことです。営業や製造の人員を増やすと、つい総務や経理などの間接部門の人員も増やしてしまうものです。しかし、これが固定費の増加をもたらし、後々利益が出ない原因になります。
社長は自社のコア・スキルが何か、自問自答を続けるべきです。それができなければ、社長の打ち出す方針はいつも的外れなものになるでしょう。
何が重要で何が重要でないかを見抜く力、これこそ正に経営力だと思います。 |