リスケジュール(リスケ)・銀行交渉・資金繰り健全化コンサルティングに数多くの成功事例を持つ経営コンサルタント安田順コラム
「会社再建イロハのイ」(毎月更新)

リスケ(リスケジュール)・銀行交渉・資金繰り健全化に関して数多くの成功事例を持つ経営コンサルタント安田順のコラム「会社再建イロハのイ」(毎月更新)バックナンバーご紹介。

トップページ

バックナンバー一覧へ戻る

債務償還年数から経営目標を立てる 〜資金繰り編〜 (2006.10)

先々資金繰りで苦しまないために経営者は、
「当社はいくらまで借入金を増やしてよいのか?」
「当社の適正な借入金はいくらか?」
という視点を持つべきです。


この意識が欠けている経営者は「資金不足→借りて安心」 を繰り返し、いずれは銀行にリスケジュールをお願いせざ るを得なくなります。さらに今のように融資審査が緩い時期は、リスケでは会社再建が不可能というレベルまで負債 を増やしてしまう企業が増えますので、注意が必要です。
「銀行が融資してくれたから当社はまだ大丈夫」というような他力本願的な妄想はさっさと捨て去りましょう。

さて、この適正な借入金について現在、銀行は「債務償還年数」という指標を用いて債務者企業の格付けを決めており、我々中小企業もこの数値をコントロールしていくことが経営の一つのポイントになってきています。

債務償還年数は、簡単に言えば「営業収益で返済すべき債務を何年で返せるか」というもので、次式で表されます。

●債務償還年数=要償還債務÷営業キャッシュフロー

要償還債務とは、利益で返済すべき債務のことで借入金の総額ではありません。これは次式で求められます。

●要償還債務=借入金、社債、割賦等の未払金
      ー正常な運転資金(営業債権+棚卸ー営業債務)
      ー売却できる資産の売却可能額
      ー現預金

一方、営業キャッシュフローは次のように簡易に算出した数値が用いられます。

●営業キャッシュフロー=経常利益+減価償却費ー法人税等

この債務償還年数が10年以内であれば、財務状況は良好と判断されます。つまり返済力が十分あるということです。

既に借入が多くなっている会社も、この10年を目安に営業目標を立て、借入金依存度を徐々に落としていくのが上手なやり方です。

※ブログの方でも順次解説していく予定です。
→ http://blog.livedoor.jp/yasudakeiei/

 

リスケジュール、銀行交渉で資金繰りを改善。「強い会社」へと生まれ変わる。

Copyright (C) 2006 安田経営診断事務所 All rights reserved.