リスケジュール(リスケ)・銀行交渉・資金繰り健全化コンサルティングに数多くの成功事例を持つ経営コンサルタント安田順コラム
「会社再建イロハのイ」(毎月更新)

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返済資金を借り入れた時にやるべきこと 〜資金繰り編〜 (2006.11)

「まだ少しは銀行から借入できるようですが、今すぐリスケジュールに踏み切るべきでしょうか?」
といったご相談を受けることがあります。
答えは簡単です。新規に借入を行って資金繰りを回していけるのであれば借りるべきです。リスケはあくまでも緊急時の対応策に過ぎません。


しかし、問題はこのようなご相談をされるケースのほとんどが、赤字の状態で返済資金を借りては返し、全体として借金を膨らませていることです。この場合、数ヵ月後には結局リスケになってしまうことが多いのです。

ここで重要なのは、その新規の借入金が事実上のリスケであると経営者が自覚できるかどうかです。

返済資金を借りていることは分かっている、という程度の認識では甘すぎます。そんなあやふやなことでは、この先も必ず資金がショートします。

ここで経営者が最低限やるべきことは、折り返し融資の前提なしで財務キャッシュフローだけをシミュレーションすることです。

1年目
2年目
3年目
A銀行
▲50
▲30
▲20
B銀行
▲10
▲10
▲10
合計
▲60
▲40
▲30
期首現金
90
30
▲10
期末現金
30 
▲10 
▲40

極めてシンプルなものですが、このように年間の返済を整理してみると、いろいろなことが分かってきます。

例えば、2年目の不足資金▲10を新規借入金でどこまでカバーできるか、不足資金以上の営業キャッシュフローを確実に作れるか、どのタイミングで次の借入を申し込むべきか、リスケを行うとしたらいつがよいか、といった具合です。

ポイントは半期、年度、といった具合に長いタームで計算することです。多くの経営者は、やれ今月はどうだった、来月はどうだ、と目先のことに走りがちです。しかし、そういう視点では決して的確な財務対策は打てないのです。

新規に借入ができたからといって安心しない、次の山はあっという間にやってくる、と心得ましょう。

※ブログの方でも順次解説していく予定です。
→ http://blog.livedoor.jp/yasudakeiei/

 

リスケジュール、銀行交渉で資金繰りを改善。「強い会社」へと生まれ変わる。

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