リスケジュール(リスケ)・銀行交渉・資金繰り健全化コンサルティングに数多くの成功事例を持つ経営コンサルタント安田順コラム
「会社再建イロハのイ」(毎月更新)

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担保を要求された時の対応 〜資金繰り編〜 (2006.12)

「担保・保証に過度に依存しない融資の推進」という社会的要請を受け、最近の銀行は中小企業に対して以前ほど積極的に担保を要求しなくなりました。今後も一層、銀行は担保よりキャッシュフローを重視するようになるでしょう。


 しかしながら、その会社をもう一つ信用しきれないとなれば、銀行も担保を求めざるを得ません。

 赤字資金の融資やリスケジュールを申し入れた時のような場合も会社の信用状況は悪くなっていますから、担保の差入を求められることがあります。債務超過が著しく経営改善計画書に信憑性がない場合は特にそうです。

 こうした担保要求への対応策は、その不動産をこれから運転資金の調達に使う予定、あるいはその可能性があることをはっきりと銀行に伝え、謝絶することです。

 一度担保に出してしまえば、その物件を売却したり、新規融資の担保として使うことができなくなります。つまり会社の資金繰りは悪化します。特にリスケ直後は、運転資金に苦しむことが多いので、自由に使える不動産を残しておくことは重要です。


  逆に、業績が好調で信用力が上がっている時や必要以上の担保を差し入れてる時は、銀行に既存担保の解除を交渉すべきです。 交渉に成功すれば、会社の資金調達力(事実上の財務体質)は改善します。

 それから、最近は売掛金担保のように流動資産を担保にした融資が行われるようになってきていますが、これはよほどの時でなければ使わない方がいいでしょう。債権譲渡登記を取引先に知られて対応に苦労することもありますし、仮にその点をクリアーできたとしても、債権者に担保権を実行されれば、会社は即倒産です。流動資産担保とはイコール営業キャッシュフローの担保差入であり、借りる側からすると課題が多いのです。

※ブログの方でも順次解説していく予定です。
→ http://blog.livedoor.jp/yasudakeiei/

 

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